突然ですが・・・いつかどこかで

 なぞなぞ
 その書類には、縦3センチ横20センチ埋めなければならないスペースがある。何行何文字とは決まっていない。その下の欄にいまだかつて、文章が入ったのを見たことがない。その欄は、まるで車椅子専用スペースのように、いつかくる文章を待っている。その下の欄にはなぜか緊急連絡先が書いてある。

 うつ病で寝たきりの人がいる。100歳で少しずつ昼寝の時間が長くなってきている人もいる。耳が遠くてなんとなくで会話が通じる人もいる。人の世話になってまで風呂には入りたくないが、周りに合わせようと入っている人もいる。

 いろいろなことがいろいろなところでいろいろな人に起こっている。それらの事実を書くこと。自分の事実を書くということ。自分の心情を書くと言うこと。書くことはなんだって書ける。しかし、升目を埋める文書を書くことといったい何が違うというのだろう。ちっとも違わないことに気がついた。真実なのか、真実に近そうなことを作文しているだけではないか。文章には人柄が出る。能力が出る。無駄に言葉を使っているような気がしてきた。心境の変化かもしれないし、変化したいのかもしれないし、少しずつ変化してきたのかもしれない。吐露せざるを得ないことがなくなってきたのかもしれない。

 ということで、平成19年からフクモト社会福祉士事務所のブログ「風と・・・」はこれをもちまして閉店といたします。長い間ご愛顧いただき まことに ありがとうございました。いつかどこかでお会いする機会がありましたら、お声をおかけくださいませ。

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